【コロナウイルス】カンボジア在住者が感じる街への影響

コロナウイルスによるカンボジアへの影響

こんにちは。

この記事はコロナウイルスによるカンボジアへの影響についてまとめています。

僕は医療関係者でも何でもないので、コロナウイルスについての詳細な知識はありません。

日々のニュースから情報を収集するぐらいです。

ですので、コロナウイルスについて踏み込んでの詳細は書けないですし、書くつもりもありません。

あくまでもこの記事ではカンボジア在住者の視点で現在のカンボジアの様子をお届けすることに要点を置いています

僕は現在、カンボジアのアンコールワットがある街「シェムリアップ」にて仕事、生活しております。

そんなカンボジアの田舎町シェムリアップでもコロナウイルスの影響は大きく出ています。

それはやはり「中国人団体客の激減」です。

1月27日に中国政府が発表した団体旅行の当面禁止に基づき、中国人の団体旅行が禁止されているためです。

以前では街を歩けばどこでも見かけた中国人の姿を今では見かけることはありません。(正確には中国人の観光客はいますが、少人数の観光客なので気にならない程度です)

実際にどれくらいの人数がカンボジアへ来ていたかというと、

こちらの記事によれば2019年にカンボジアを訪れた外国人観光客の数は661万人のうち中国からの観光客は236万人です。

参考 Chinese top tourist arrivals in 2019KHMER TIMES

観光客数2位のベトナムでさえ90万人なので、圧倒的に中国からの観光客数が多いことがわかります。(ちなみに日本からの観光客数は20万人です)

このようにここ数年でカンボジア全土に急激に中国人が増えているのです。

参考 米国が懸念する中国の軍事拠点化-カンボジアの大規模リゾート開発Bloomberg 参考 もはや中国抜きでは語れない。大きく変貌するカンボジア、中国人観光客はこの10年で10倍にAMP

このあたりの記事はカンボジアと中国の関係性についてわかりやすく書かれているので興味のある方はご覧ください。

その切っても切り離せない中国からの観光客が激減していることによって、カンボジアには甚大な経済ダメージが出ています。

現時点での国内感染状況

このように経済的なダメージは大きいですが、実際にコロナウイルスによる影響は現時点でカンボジアでの感染者は1名となっています。

参考 新型コロナウイルス症例の発生について在カンボジア日本国大使館

1月27日付の発表で、中国・武漢からカンボジア南部の街「シアヌークビル」を訪れていた中国人の男性がコロナウイルに感染していることが判明したので隔離したとのことでした。

そして、2週間ほどの隔離の後に検査結果で「陰性」となり無事に2月10日に退院したとの報道が出ています。

参考 Chinese Coronavirus victim to be released MondayKHMER TIMES

その後は現時点でカンボジア国内での感染者の報道は無いですが、それも本当かどうかはわかりません。

そして、日本をはじめ台湾・フィリピン・タイなどから入港拒否をされたクルーズ船「ウエステルダム号」が2月13日にカンボジア南部の街「シアヌークビル」へと寄港しました。

このウエステルダム号には日本人5人を含む、乗員乗客併せて2300人ほどが乗っていたとのことです。

翌日の14日から、1日に何回かにわけて乗客の下船が開始されました。

その際にカンボジア首相自らも政府関係者達と港へと足を運び、防護服も着ていなければ、マスクもせずに一人一人と握手して出迎え、「愛」という花言葉の赤いバラや花の首飾りをプレゼントするという何とも言い難いことに。。。

ちなみにこの件に関してはあのアメリカ大統領トランプさんもtweetしており、カンボジアの行動を称賛しています。(実際どう思っているかは不明ですが笑)

このtweetを見たカンボジア人達もfacebook上(カンボジアではfacebookが一番使用されているSNSです)で色々とコメントしており、「よくやった!カンボジア!」というような意見もあれば「検査もしっかりしていないのになんで下船させてしまうんだ、、、」というような現実的な意見も多くありました。

14日からの下船の際に一部の乗客を検査をし、問題が無かったということで下船許可が出たようですが、実際には感染者がいたようなので今になって政府も慌てて対応している模様です。

参考 シハヌークビル寄港中のクルーズ船乗客に対するCOVID-19 (新型コロナウイルス)検査結果について 在カンボジア日本国大使館

下船した乗客は各国への帰国便を待つまでの間、首都の「プノンペン」のホテルにて滞在しています。

そして、その滞在中にプノンペンのバスツアーを催行したり、首相は下船した乗客を招待して「パーティーを開きたい」と言ってるらしく、よくわからない状況になってきています、、、

参考 カンボジア下船クルーズ客、世界へ拡散で緊張走る 首都ではバスツアーAFP

現時点での最新情報としてカンボジア保健省の発表によると、ウエステルダム号の乗客全員の陰性が確認されたとのことです。

この情報も乗客乗員全員しっかりと検査を行ったのかどうかも不明ですが。。。

観光の街:シェムリアップの状況

今回のクルーズ船「ウエステルダム号」の対応については賛否両論あると思いますし、これから新たな情報もどんどん更新されていくと思いますので、在住者としては目が離せません。

ここからは僕の“体感”としての話になりますが、観光の街シェムリアップの様子はどうなのか?ということについても書いていきます。

とりあえず今のシェムリアップは日常生活を送る上では大きな変化はありません。

強いて言えば先ほども書きましたが中国人の団体観光客がいないので、街にはどこか静けさが漂っています!

ここ数年は本当に中国人の団体観光客が急激に増えていたので、街では中国人団体客を乗せた大型バスが街を走り回り、遺跡観光を終えた後の夕方の時間帯には所々で渋滞が発生していましたし、シェムリアップ空港では大勢の中国人団体客で入国審査に時間がかかっており、空港にフライトは到着したものの、空港の外に出るまで1時間以上もかかるなんてことはザラでした。

また、シェムリアップのメインである遺跡観光においても知り合いの日本語ガイドに話を聞いたところ遺跡内はガラガラとのことです!

実際には日本人をはじめ他の国々の観光客がいますが、中国人団体客がいないだけで相当ガラガラに感じるようです。

遺跡の話で言うと、今はアンコールトム遺跡群の中のバイヨン寺院という遺跡において、遺跡の修復作業が行われいるために、遺跡内でとても混みあう箇所が何か所かあります。

以前だとこういった場所でも中国人が人を押しのけて我先にと観光をしていたそうですが、今はそういうこともありませんので、比較的ゆっくりと観光が可能です!

隣国ベトナムのハノイではハロン湾や主要観光箇所ではマスクの着用が進められているようですが特にシェムリアップ観光においてそのような対応もありません。

また、街のホテルやレストラン、免税店なども大ダメージを被っていそうです。

こちらはシェムリアップにある中国マーケット向けの免税店です。

いつもならこの建物前の駐車場には車やトゥクトゥクがひっきりなしに止まっては、観光客を降ろしていくようなところですが、中国人団体客がいない影響で閑散としています。

そしてこの建物の前には去年出来たばかりの団体観光客向けの大型バス駐車場があります。

ここも通常であれば大型バスが次から次へと止まるような場所ですが、今では封鎖されてしまっています。

相当なダメージを受けていそうですし、いつからまた観光客が来るかわからないので不安が大きいと思います。

また、ここで市街中心部の夜の様子もお届けします。

シェムリアップの夜と言えば観光客も多く訪れる「パブストリート」になります。

シェムリアップは小さい街なので遊ぶところが限られてきます。

そのため、現地在住者でもよくパブストリートに行くのですが、特にコロナウイルスの影響で観光客が減っているような印象もなく、いつもと変わらないパブストリートという感じでした。

こちらはパブストリートにある有名なレストラン「レッドピアノ」です。

観光客が多く訪れますがこの日も普段と同じように賑わっていました。

こちらがパブストリートのメインロードになりますが、多くの人で賑わっています。

そして、パブストリートにあるクラブの中も覗いてみるとなんと超満員でした!

ここは「TEMPLE CLUB」という観光客からも在住者からもそしてカンボジア人にも人気のあるクラブで、ちょっと暗くて見づらいかもしれませんが、奥の方まで人で溢れかえってました。

ただ、1点だけ普段とは違う光景もありました。

それはクラブの入り口にて検温を行っていたことです。

通常であればクラブ内に入る前にスタッフによる簡単な荷物チェック(バッグなどをお持ちであればチェックを開けるだけでOK)と軽く体を触られての身体チェックのみです。

ですが、この日は検温も行っていました!

スタッフが入り口にて1人1人のおでこに機器をかざすような形で体温を測っていました。

黒いシャツを着た人がスタッフです。
手には小さい検温機器のようなものを持っていました
僕も体験しましたが、おでこにライトを当てられたあとに
機器に表示された数字を見ていたのでおそらく検温だと思います

実際にシェムリアップの夜の街を歩いてみて思ったことはコロナウイルスの影響でカンボジア人が外出を控えているような感じも無いですし、観光客も多く見かけました。

中には大学の卒業旅行なのか冬休みを利用しての旅行なのかわからないですが日本人らしき観光客も何人か見かけました。

シェムリアップの夜はパブストリートで決まり!在住者が解説! 【シェムリアップのクラブ】在住者が教えるお勧めクラブ5選!

さいごに

あくまでも僕自身の体感ベースでお話を進めてきましたが、実際にここに住む者として本当に街がおとなしいというか、静けさを実感します。

毎日のように見ていた中国人団体客を乗せた大型バスがいないだけでこんなにも変わるものなのかと実感しています。

それだけカンボジア経済に大ダメージを与えているということは間違いないですが。

僕自身、安易なことは言うつもりはないですが、今がシェムリアップ観光のチャンスだとも思っています。

時期的にもハイシーズンですし(2,3月はオススメです。4月は暑すぎて、5月からは雨期になります)遺跡内も混んでいないのでゆっくりと観光出来るかと思います!

今回のコロナウイルスに関してはいつ終息するのかもわからない状態なので不安が募るばかりです。

ですので、一刻も早く終息し、安心してカンボジア旅行を楽しめるような日々が訪れることを願うばかりです!


最後までお読み頂きありがとうございます!