【アンコールタイガーFC】カンボジアの日系プロサッカーチーム

【アンコールタイガーFC】
カンボジアの日系プロサッカーチーム

こんにちは。

・カンボジアにサッカーのプロリーグはあるの?

・カンボジア選手のレベルはどうなの?

・シェムリアップの「遺跡観光」以外のアクティビティを知りたい!

このような疑問にお答えしたいと思います。

先日カンボジアのシェムリアップにて、カンボジアのプロサッカーリーグを見てきましたのでその時のことをまとめました。

この記事はこんな人にオススメです!

  • アンコールタイガーFCに興味がある方!
  • カンボジアのサッカー状況について知りたい方!
  • カンボジアで観光以外のアクティビティをお探しの方!

はじめに

僕はカンボジアのサッカーチームの試合を観に行くのはこれが初めてとなります。

僕自身サッカーが好きで子供のころからずっと続けていますし、いま住んでいるシェムリアップでも在住外国人のチームに交じってサッカーを続けています。

ですので、

  • カンボジアにプロのサッカーリーグがあること
  • シェムリアップをホームとするチームが2つあること
  • その2チームは日系のチームであること

これらはもちろん、知っていました。

ですが、なかなか実際に訪れてみようとは思いませんでした。。。

そんな僕がなぜ今回実際に観戦しようと思ったのかということも含め、アンコールタイガーFCの魅力についてお伝えしていきますのでどうぞ最後までご覧ください!

カンボジアプロサッカーリーグ

概要

色々とネット上で探してみましたが、あまり情報がありませんでした笑

ですので、最低限のところだけをお伝えしたいと思います。

リーグのタイトルパートナーを契約しているのはベトナム系モバイル通信企業でカンボジアでも最大手のMetfone(メトフォン) です。

ですので、カンボジアのプロサッカーリーグは「メトフォンCリーグ」と呼ばれています!(ちなみにCリーグのCはCambodia Leagueの略)

Jリーグだと「明治安田生命J1リーグ」ですよね。

この「メトフォンCリーグ」がトップデビジョンとなり、日本でいうJ1にあたります。

ここに14チームが所属しています。

その中でタイガーは今季調子が良く、優勝圏内の上位に位置しています。

助っ人外国人枠は外国籍枠4+アジア枠1の5枠あります。

タイガーでは2019年現在で日本人選手2人、アルゼンチン人選手1人、ナイジェリア人選手1人、スペイン人選手1人の構成です。

ただし、外国人選手が同時に試合出場出来るのは4人までとなってます。

チケットはカンボジア人1ドルで外国人は5ドルです。

チケット

チケット前売りは無しの当日券のみで、スタジアムにて購入可能です。

アンコールタイガーFCとは?

カンボジアのシェムリアップを本拠地とするサッカーチームは2つあります。

それがこのタイガー(アンコールタイガーの略称)と本田圭佑選手が実質オーナーを務めるソルティーロ(ソルティーロ・アンコールFCの略称)です。

この2つのチームがシェムリアップにはありますが、正直いまシェムリアップで‘‘アツイ’’チームはタイガーだと思います!

その理由は下記にて説明しますが、まずタイガー自体が一体どんなチームなのかわからなかったので簡単に調べてみました。

2015年3月1日付で株式会社フォワード(本社:東京都、代表:加藤明拓)が経営権を継承、クラブ名をカンボジアンタイガーFCへ変更した

Wikipedia-アンコールタイガー

2017年から本拠地をシェムリアップへ移転した。また、2018年からクラブ名をAngkor Tiger FC(アンコールタイガーFC)へ変更した

Wikipedia-アンコールタイガー

上記からもわかるようにタイガーとしての活動はここ最近のことです。

シェムリアップをホームとしたのはわずか2年前から、そして今やシェムリアップの人気チームですが名称変更したのはなんと去年のことでした。

以前から「アンコールタイガーFC」という名前で活動してきていたと思っていたのでこれには意外でした。

それでいて去年はリーグナンバーワンの観客動員数でJリーグアウォーズならぬ「カンボジアフットボールアワード」にて「最も多くのファンを持つクラブ(特別賞)」を受賞

去年のある試合では当時のリーグ歴代最多の4267人の観客動員数を記録したようです!

  • リーグ戦は主に雨季真っ只中の3−11月にかけて行われる
  • アンコールワットがある街とはいえ、シェムリアップはまだまだカンボジアの田舎街
  • ここ数年での本格的な活動体制

などを踏まえればこのファンの数はとても凄いことだと思います。

ホームスタジアム

下記の情報は2019年シーズンのものになります。

2020年シーズンからは新スタジアムとしてこちら(Googleマップで見る)になりましたので、スタジアムを訪れる際はお間違えの無いようにお願いします。

市内中心部からだと車で15分ほどで到着します。

徒歩では厳しいので、配車アプリ(PassApp)がお勧めです。

【PassApp】カンボジアの配車アプリはGrabよりもPassApp!

タイガーのホームスタジアムはシェムリアップ郊外にあります。

シェムリアップの中心部に位置し、タイガーのスポンサーでもある5スターホテルのソカアンコールからスタジアムまでバイクだと20分ぐらいです。

車やトゥクトゥクだと大目に見て30分ぐらいかかります。

道順はいたって簡単です。

市内を走る幹線道路6号線をひたすら進みます。

途中右手に見えてくる、ローカルマーケットプサルーを通り過ぎてそこからまだ先に進みます。

最近出来たmakro(マクロ)というコストコみたいな巨大スーパーが右手に見えてきたら、ようやく左手に曲がります。

makro(マクロ)

マクロの反対側にこのような「シェムリアップスタジアム」の看板があります。

ここを入っていくと、あとは着いたも同然です。

道なりに進めば到着します。

スタジアム入り口
スタジアムの入り口

スタジアムに着くと出店も多く、お祭りのように人もたくさんいて賑わいを見せていました!

カンボジアで1番ファンが多いクラブ

先ほどタイガーはシェムリアップでいま一番‘‘アツイ’’チームとお伝えしましたが、その理由はタイガーが今季強いだけではなく、本当にファンの数が多く地域に根付いていると思うからです。

その象徴として街中でタイガーのユニフォームを見かけることが本当に多いです!

タイガーユニ
街のスポーツ用品店のマネキンすらタイガーです

今年は普段着としても着れるような白と黒を基調にしたかっこいいもので、カンボジア人も普段から着ているのを目にします。

タイガーユニ
スタジアムでも購入可能

試合中はもちろんですが、試合後にも着れるようなデザインなのでこれを着たままシェムリアップの街を歩いていればレストランやホテルスタッフとの会話のキッカケになるかもしれません。

観光場所で有名なオールドマーケットの売り子たちもタイガーユニを着て仕事してたのでタイガーユニを着てけば少しは値切ってくれるかもしれません笑

サッカーユニフォームなので吸収性にも優れており、暑い中歩いて汗をかく遺跡観光にピッタリなので新たなカンボジア土産としても良いと思います。

僕の周りでもタイガーサポーターが多く、話題になることも増えてきていたので「そこまで盛り上がっているタイガーとはどんなものなのか」ということで今回僕も実際に観戦することにしました。

実際にスタジアムに着くと友達や知り合いが何人もいました。

しかもビール片手にお祭りのような雰囲気!活気があります!

タイガーフラッグ
タイガーフラッグがお出迎え
出店
出店もあります
売店
スナックに混じって東南アジアらしくマンゴーなども!
ビール
ビールが1杯50セント!シャンディガフもおすすめ!たったの1ドル!

ここに来てる人達を見てると正直サッカーは詳しくないけども「みんながそこにいるから行く、楽しそうだから行く」というような感じでした。

とにかくすれ違う人、すれ違う人が楽しそうにしていました!

ファンが多いからこそスタジアムの雰囲気も良かったです。

イベント
スタジアムの入り口前では子供向けにキックボーリングのイベントをやっていて大行列!
スタジアム入り口
スタジアム内入り口。ここでしっかりチケットもぎりをして、
人数のカウントもしてたのでタイガーの観客数はしっかり計測されたものだと思います。

試合内容

タイガーはファンの数だけではなくて実力も着実に付けており、今季は優勝も視野に入る上位に位置付けています。

試合開始
この日は快晴で、サッカー観戦日和でした

この日の対戦相手は中位に付けているアーミーFCとの対戦

試合開始
試合開始前にスタッフが観客へ向けてスタメンの選手達の看板を出してくれて、
タイガー初心者には顔と背番号がわかりやすくなって良かったです!

前半はお互い様子を見ながら、得点もないまま終了。

サポーター達
コールリーダーを中心にまとまった応援で試合を盛り上げるサポーター達!

前半はメインスタジアム側で見てましたが、後半は場所を移動してここから。

後半開始
気がつけばスタジアムは満杯に!
後半開始
立ち見も出るほどに!

先制点は後半開始早々に日本人選手のDF林選手がコーナーからヘッドで決めてスタジアムは大盛り上がり!

カンボジア人はみんなで盛り上がるのが本当に大好きです。

よくカンボジア人はおとなしいとかシャイとか言われることが多いですが、みんなで声出して、笑って、応援するカンボジア人たちを見るとそんなことないんだなと気づくと思います!感情表現が豊かです!

子供も
子供も試合に釘付けでした!

カンボジアのサッカーリーグのレベルはまだまだかもしれないですが、助っ人外国人はもちろんカンボジア人でも上手な選手は何人もいました。

この日がデビュー戦となったスペイン人トーレス選手はうまくゲーム展開に緩急つけるようなプレーをしてて、慌てず、下げる時は下げる、といった時間の使い方がうまかったです。

なかなかこういうプレーはわかりづらい上に、ダイナミックなプレーでもないので試合の盛り上がりには欠けるのですが、チームには必要なプレーな訳で。。。

カンボジア人は足元があって一見うまく見えても「試合の流れ」を読むのがイマイチで、勝っているのにせっかちなプレーが多くなったり、むやみに蹴ったりするのが多かったのでこういった助っ人外国人のプレーを盗んでもらったらカンボジアのサッカーももっと面白くなると思います。

後半途中に立て続けにアンラッキーな形からゴールを許したものの最終的にはタイガーが優位に立ちながら試合を進め、3得点し、3−2で勝利しました!

試合後挨拶
試合後にはこの日ちょうど日本から来ていた加藤オーナーも一緒にスタジアム内を回って、ファンへ挨拶に来てました!選手達もサポーターに大人気!

さいごに

タイガーはホームゲームでBreaks5000プロジェクトとして観客数5000人超えを目指しているようです。

ちなみにこの日は3758人でした!

この土地柄どうしても天候条件にも左右されてしまうこともあると思いますが、今のタイガーの勢いだと5000人突破はもうすぐだと思います!

このファンがいる中でプレーするのは選手からすると気持ちいいと思います!

ここで試合をみた子供達が将来「サッカー選手になりたい」ではなく「タイガーの選手になりたい」という子供達も出てくるのではないでしょうか。

タイガーは今年から勢いが違います。

サポーターの数といいユニフォームの数といい、シェムリアップに根付いた感じがあります。

今季はもう終わりが近づいているので、来年からの更なる動きを楽しみにしてます。

立ち見客
タイガーは立ち見客もいっぱいでした

最後の最後に

ここまで良いところだけまとめてきましたが、良いところだけを書いてもあれなので最後の最後にちょっと気になったことも挙げておきますので、タイガー観戦のご参考になればと思います。

・トイレがどこかわからない

もしかしたら看板や案内があり、僕が見落としただけだったかもしれないですが、もっとわかりやすく案内や看板がスタジアム内にあっても良かったのでは、と思いました。

男性はまだしも女性にとってはスタジアムのトイレ問題は重要ですよね!

雨(スコール)

スコールが来たら大変そうです。。。

この日は運良く快晴でしたが、カンボジアの雨季にはスコールがあり、10分前は快晴でも10分後には土砂降りなんてざらです。

メインスタンドには屋根がついてますが、今のタイガーのファンの数を考えたら全員はそこで雨宿りは難しい、、、

雨具を持っていった方がいいかもしれません。

スタジアム屋根
屋根があるのはここだけです

・座席

プラスチックの椅子とかではなく、コンクリの地べたに座るような感じなのでケツがやばいことになります笑 

90分間座りっぱなしはきついです、、、、

クッションがあった方がいいです。

あと、席に座って試合を見てると試合開始20分ぐらいまではカンボジア人が平気で遅れて続々とやってくるので、ブラインドになって試合が遮られるということがあります。

ですが、ここはカンボジア笑 

カンボジアを味わうという意味で良しとするしかないです笑

暑い&熱い

タイガーの選手やファンが熱いというのはお伝えしましたが、ここでいう暑さ気温です。

カンボジアでのデイゲーム(乾季の終わりかつシーズン開幕する4月頃は気温が40度近くなることも)になるので選手はもちろんサポーターも暑さには気をつけなければいけません。

スタジアムの構造上日陰がほとんどないので水分や塩分を取る、帽子をかぶるなどの熱中症対策は必須です。

以上のようなことも含めてまだまだ発展途中のカンボジアのサッカーを楽しんでみてはいかがでしょうか!

シェムリアップに観光へ訪れた際はぜひ一度スタジアムで観戦してみることをオススメします。

追伸:オーナーについて

アンコールタイガーFCのオーナーである加藤オーナーはカンボジア人から大人気です!

オーナーの加藤さん
加藤オーナー「今から俺の故郷カンボジア、
シェムリアップ へ向かうぜ!」
メッセンジャー
僕のカンボジア人の友達「おぉ!日曜日に会おう!」
メッセンジャー
試合当日朝の加藤オーナー「タイガーファン、今日はスタジアムで会おう!」
僕の友達「おぉ!あとでね!」
スタジアムにて写真
そして無事に再会を果たし、スタジアムにて写真をパシャリ!

僕は加藤オーナーとはお会いしたことはないですが、こんな感じで友達のフェイスブックから加藤オーナーの記事がよく流れてくるので勝手に会った気になってます笑

加藤オーナーがスタジアムに来る際はカンボジア人のタイガーファン達が「気をつけて来てね!」「スタジアムで待ってる!」などと毎回コメントをします。

そして、加藤オーナーが凄いと思うのはちゃんと一人一人に丁寧にコメントを返していることです。

カンボジア人はフェイスブック大好きで、そこでしっかりコメント返してくれる日本人というだけで好感度が爆上がりだと思います。

また、加藤オーナーが自身のフェイスブックページにてカンボジアの国歌を歌っているのですが、お世辞にも決して上手いとは言えないカンボジア語でもこうやってオーナー自身がトライする姿勢で、カンボジアに心から寄り添っているのを見ると、カンボジア人も嬉しいと思います。

スタジアムでは来たお客さんと握手を交わして、写真もとって、フレンドリー。

カンボジアに住んでいると特に感じますが権力者とか金持ちに対しては良いイメージが全くありません。

権力者や金持ちに対してみんな怖がります。

そんなイメージを覆すようなみんなが付いていきたくなるようなボスということで加藤オーナーの人気があるんだと思います。

そのボスのチームはみんな応援したくなりますよね!

このようなカンボジア人に寄り添って共にチームを作っていくようなこともタイガーが人気がある大きな要因の一つだと思ったので追伸として最後にまとめとして載せておきます。


タイガーの試合を観戦した翌日に、あの本田圭佑選手が実質オーナーを務め、同じくシェムリアップをホームタウンとする「ソルティーロ ・アンコールFC」の試合も観戦してきましたので、ご興味のある方はそちらの記事もご覧ください!

【ソルティーロ・アンコールFC】カンボジアのプロサッカーチーム

最後までお読み頂きありがとうございます!!