【ソルティーロ・アンコールFC】カンボジアのプロサッカーチーム

【ソルティーロ・アンコールFC】カンボジアのプロサッカーチーム

こんにちは。

カンボジアに興味がある人
カンボジアに興味がある人

・本田圭佑選手がオーナーのチーム「ソルティーロ・アンコールFC」とはどんなチーム?

・カンボジアのプロリーグって正直どうなの?

・シェムリアップで「遺跡観光」以外のアクティビティを知りたい!

このような疑問にカンボジアのシェムリアップ在住の僕がお答えします!

先日、初めてシェムリアップをホームタウンとするカンボジアのプロサッカークラブチーム「ソルティーロ・アンコールFC」の試合を観戦してきましたので、その時のことをまとめました。

カンボジアのプロサッカーリーグ

概要

まずは簡単にカンボジアのプロサッカーリーグの概要をお伝えします。

日本で言うところのJ1にあたるトップデビジョンリーグは「メトフォン Cリーグ」となります。

ここに現在は14チームが所属しています。

ソルティーロもこのトップデビジョンです。

ちなみに、メトフォンというのはベトナム系モバイル通信企業でカンボジアでも最大手の企業です。

ここがリーグパートナーとなっています。

(日本だとタイトルパートナーは「明治安田生命」ですよね!)

試合時期は雨季真っ只中の3−11月にかけて行われます。

乾季の終わりがけの4月には気温が40度近くなることもあるので、こういう環境下でプレーしている選手達は本当にタフだと思います。。。。

チケットはカンボジア人1ドルで外国人は5ドルです。

前売り券はなく、スタジアムにて購入可能です。

チケット
試合チケット

助っ人外国人枠は全部で5枠あり、外国籍4枠+アジア枠1です。

同時に試合へ出場出来るのは4人までです。

ソルティーロは今季この外国人枠を全て日本人で構成しています。

これはトップリーグに所属する14チーム中ソルティーロだけです!

そして、世界遺産アンコールワットのある街シェムリアップ をホームとするプロサッカークラブチームは2つあり、それがこの「ソルティーロアンコールFC」「アンコールタイガーFC」です。

どちらも日系のクラブチームなのでこの両チームが対戦する試合はシェムリアップダービーとして注目されます!

ソルティーロについて

元日本代表でイタリアの名門チームACミランで背番号10を背負った本田圭佑選手のマネジメント会社が、2016年12月にそれまでアマチュアのクラブであった「シェムリアップ・アンコールFC」の経営権を取得と同時に経営参画して運営を開始しました。

そこで、チーム名も新たに「ソルティーロ・アンコールFC」へと変更。

ですので、ソルティーロとしての活動はここ最近のことで、まだまだ新しいチームです!

ホームスタジアム

ホームスタジアムはライバルチームでもあるアンコールタイガーと同様の「シェムリアップスタジアム」になります。

場所はシェムリアップ の郊外です。

シェムリアップ 市内中心部でもあり、観光場所で有名なオールドマーケットパブストリートからだとバイクで約20分、車やトゥクトゥクだと30分ぐらいかかります!

ただひたすら、幹線道路である国道6号線をまっすぐ進みます。

右手にローカルマーケットプサルー市場が見えてもまだ進みます。

5スターホテルのMarriottマリオット)が右手に見えてきたらようやく中間地点ぐらいです!

マリオット

そして右手にmakro(マクロ)というコストコみたいな巨大スーパーが見えてきたらそこでようやく左手に曲がります。

このマクロの反対側にシェムリアップ スタジアムの看板もあります!

マクロ
コストコみたいな倉庫型スーパー
スタジアム看板
「シェムリアップ スタジアム」の看板。スタジアム入り口です。

あとは道なりに進めばすぐに到着となります!

試合当日

この日は少しのブレイク期間を経て後期リーグの開幕戦でした!

ソルティーロは正直、スタジアム運営に力を入れているとは思えませんでした。

実は前日にアンコールタイガーの試合も観戦していたので、それに比べると少しもの寂しい感じがしました。

タイガーの試合の様子も記事にしていますので、ご興味のある方は記事一番下のリンクからお読み頂ければと思います。

ファンの数もタイガーと比べると少なかったです。。。

スタジアム
出店
出店
スナックやジュース
スタジアム入り口
いよいよスタジアムの中へ!

スタジアムの中へ進み、この日は日差しが暑かったので屋根があるメインスタジアム側で観ることにしました!

キックオフ
この日は天気に恵まれて、サッカー観戦日和でした

そして試合開始!!!

この日は今期絶好調で優勝を狙える順位に付けているビサカFCとの対戦でした。

ソルティーロの選手達は熱いプレーを見せて、サポーターはそのプレーに対してしっかり大きな声援で応えてました!

試合開始
雨季がある国なので、うまく天然芝が育たなく、ピッチ状況は決して良いとは言えない状態です

ソルティーロはサポーターが少ないからといって、声援が小さいということはなかったです。

むしろ人数が多くない分、一人一人がしっかり試合を見て応援している印象を受けました!

コールリーダー
大きなフラッグもあって迫力があります!

タイガーはお祭りのような雰囲気でしたが、ソルティーロはしっかり試合を観たい人が来て、みんなでしっかり応援するような感じでした。

子供達
自分の背丈よりもはるかに大きいフラッグを一生懸命に振る子供達!

この大きな大きな旗を一生懸命ふっているのはなんと子供達

この子供達がいつの日か「将来はプロサッカー選手になってソルティーロでプレーする!」と言う日が来るかもしれないです。

カンボジアも数年前に比べれば発展を遂げたとはいえ、まだまだ発展途中の国なので日々の「現実」を見ながら生活して、なかなか「夢」について語り合ってるカンボジア人の姿を目にすることは少ないです。

そのような中でこういった子供達の姿を見ると、サッカーを通じての活動がカンボジアのサッカー発展はもちろん、本田選手自身が力を入れている「教育面」でカンボジアの子供達にも良い影響を与えていると感じます。

本田選手は以前クラブを世界各地に持つこと(現在はオーストリアのSVホルン、ここカンボジアのソルティーロアンコールFC、ウガンダのブライト・スターズFCの3クラブ)について「金儲けのためにやっている」とか「選手としても経営者としても中途半端」などと批判されたことが何度もあるそうです。

その時に本田選手はこう答えてました。

何も分かってない人はお金稼ぎをしてると思ってるみたいやけど、サッカークラブ経営でお金稼ぐなんてほぼ無理やから。だから経営としてのリスクはあるけど、そんなことよりももっと大きな夢があるのよ。— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2017年9月13日

KeisukeHonda(本田圭佑)‏認証済みアカウント

上記のような批判を平気で言える人達には現地でそのクラブの試合そのチームの活動を自分達の目で確かめて欲しいと思います。

ソルティーロは確かに今は観客数は多くない上に、チームも優勝を狙える順位では無いですが、こうやってスタジアムで頑張って応援しているファン特に子供達を見ると本田選手の「もっと大きい夢」というものがなんだかわかる気がしました。

試合

ソルティーロはカンボジアでは珍しい、むやみに蹴ったりせずに繋ぐスタイルのサッカーをしていたので気になって後々調べてみるとそれは本田選手(オーナー)の方針とのことでした。

フィジカル的にまだまだ弱いカンボジア人にはそれはあっていると思います。

足元がうまい選手もいたのでなおさら見ていて楽しくなるようなサッカーでした。

先ほどもお伝えしましたが、ソルティーロの助っ人外国人は日本人だけで構成されています。

ですので、ソルティーロには足の速い、ゴツくて、何でも出来ちゃう黒人みたいな選手(他のチームにはこういう助っ人外国人FWがいるのでその選手頼みになることが多いです)はいないので、ただ単に前に蹴って、走って、クロス放り込んで得点とかは難しいです。

そういうこともあってか、カンボジア人も日本人選手達もしっかりゲームを組み立てながらプレーしてました。

確かにこの試合だけにフォーカスすれば頭を使わずに何でも出来ちゃうスーパー助っ人外国人に全て頼めばいいとは思いますが、それだとカンボジア人選手の成長には繋がりません。

目先の試合にはもしかしたら負けるかもしれませんが、長期的にみてカンボジア人選手の成長に繋がるのはソルティーロのやり方だと思います。

サポーターからしても「あの選手がこういうプレーできるようになった!」とか「あの時は歯が立たない相手だったけど、今日は勝てた!」などが醍醐味だったりすると思います!

たとえ負けたとしても次に繋がるような試合であれば、ファンも納得がいくと思いますし、ファンもそうやって選手とかクラブと一緒に成長していくものだと思います。

ハーフタイム
ハーフタイムにはピッチにて子供向けのイベントもありました
相手のサポーターもソルティーロ サポに負けじと声援を送ってました
ゴール裏
後半は場所を移してここから!

日本人選手の経歴を簡単ながら調べてみると、タイシンガポールリーグで活躍してきた方々でした。

このあたりも同じチームでプレーするカンボジア人からすると、Jリーグだとチャンスはまだ無いかもしれないですが、タイの下部リーグなどであれば移籍するチャンスはあると思うので、身近にそういう高いレベルでプレーしてきた選手がいると「いつかは自分も海外で!」と刺激をもらい、将来の選択の幅が広がるのではないでしょうか。

試合は両チームに得点が生まれて拮抗した試合でしたが、最終的に3−2でソルティーロが負けてしまいました。。。

試合後半
選手はもちろんサポーターも最後まで諦めずに応援してました!

さいごに

正直、シェムリアップにおいてクラブの認知度とファンの数、実力は同じホームタウンのライバルチーム「アンコールタイガーFC」に今は劣ると思います。

(この日の観客数は415人とアナウンスで発表がありました。ちなみに前日のタイガーの試合は3758人の観客数)

ですが、この日の試合を通じてサポーターの熱さ選手たちの最後まで諦めない姿勢を見てるとこのまま終わらないのがソルティーロ!とも感じました。

今では世界的に有名で強豪になったイングランドプレミアリーグに属するマンC(マンチェスターシティ)ですが、つい数年前までは世界どころかイングランド国内でも勝てないようなチームで、実力も人気も同じホームタウンにあるマンU(マンチェスターユナイテッド)には及びませんでした。

それが今やマンCは監督交代やスポンサーのバックアップなどがあって世界的な強豪へと成り上がる一方で、マンUは世界舞台どころか国内でも勝てない状態がここ数年は続いてます。

上記の例は極端かもしれませんが、ソルティーロもいつの日か人気、実力でタイガーを超える日が来るかもしれません!

今季はもう終わりが近づいていますので、ソルティーロの来季の躍進を期待したいところです。

追記

ソルティーロの実質オーナーの本田選手ですが、2018年からカンボジア代表の実質「監督」もしています。

今月行われた2022年カタールW杯のアジア2次予選のカンボジア対香港戦では内容的には相手を上回るものの1−1のドロー。

その次の試合は格上のバーレーン戦でしたが格上相手に臆することなくボールを繋ぐスタイルで善戦!

ですが、後半にアンラッキーな形でゴールを決められて1−0で敗戦してしまいました。。。

ソルティーロのサッカーのように安易に蹴るようなことはせずにゴールキーパーから繋いでいくスタイルで相手ゴールに何度も迫ってました。

こういうのを見ていると、少しづつカンボジアのサッカーが変わっているようで今後の躍進が楽しみです!


ソルティーロの試合の前日に同じくシェムリアップをホームタウンとする「アンコールタイガーFC」の試合観戦もしてきましたので、ご興味のある方はそちらの記事もお読み頂ければと思います!

【アンコールタイガーFC】カンボジアの日系プロサッカーチーム

最後までお読み頂きありがとうございます!!